酒井田柿右衛門 (さかいだ かきえもん)

プロフィール

江戸時代より続く、佐賀県有田焼の陶芸家の系譜。現代15代目。

1596年に生まれた初代の喜三右衛門が予てから作成していた白磁の染付けに赤絵を用いることに成功し、柿右衛門を名乗る。
濁手と呼ばれる乳白色の素地に、赤を始めとして様々な色を用いて繊細な花鳥図を描く「柿右衛門様式」は海を越えて人気を博す。ヨーロッパのマイセン窯、中国の景徳鎮窯は柿右衛門様式を模倣した作品を残し、世界に柿右衛門の名前を広めることとなった。

初代から四代目までは初期柿右衛門と呼ばれ、作風や技量が変わることなく受け継がれた。
五代目から七代目までは中期柿右衛門と呼ばれ、技量が芳しくなく、ここから濁手の作品が減少し始める。
八代目から十代目までは後期柿右衛門と呼ばれ、染付を中心とし、作品に角福を記すようになる。 近代は濁手を復活させた作品により、国の重要無形文化財に指定される。

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