宮島達男 (みやじま たつお)
プロフィール
1957年〜
東京都出身の現代美術家。
1986年に東京藝術大学大学院を修了。在学中は油絵を学んでおり、また、パフォーマンスも行っていた。
宮島の作品は大量のLEDのデジタルカウンターを使用し、1から9までの数字が様々な速度で点滅するインスタレーションが代表的である。
数字が0以外であるのは「輪廻」を表しており、「それは変化し続ける」「それはあらゆるものと関係を結ぶ」「それは永遠に続く」という彼の作品制作における3つのコンセプトに基づいている。
1988年のベネチアビエンナーレに参加したことで国際的に評価が高まり、1999年には日本代表として作品「MEGA DEATH」を発表。壁一面に点滅するLEDがあるタイミングで一斉に消え、徐々にまた動き始める。鑑賞者がどう感じ、考えるのか、作品タイトルが物語っているだろう。
2011年3月11日の東日本大震災に非常に関心を寄せており、六本木・けやき坂にある「Counter Void」は光の壁に数字が映し出される作品だが、震災後は消灯させていた。再び点灯させるのは2016年3月で、それに伴ってシンポジウムやワークショップを開催。
アートは誰の中にも存在する、「ART in you」というコンセプトも加え、国際的に活動している。
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