高松次郎 (たかまつ じろう)
プロフィール
1936年~1998年
彼の作品は、時期によって見かけも素材もバラバラで、それが「高松次郎」というアーティストを複雑にしている。
しかしすべての作品の根底には一貫した繋がりがひそんでる。実際にモノを作る際には作品と世界との関連性を重視し、とことん考察を深めていたという。そこから捻り出されたほんの一部分がカタチとなって、作品となって表れており、見るものを広大な思考世界へと誘う。こんがらがったヒモ、光と影の玩弄、遠近法をおかしくさせた椅子やテーブル、写真を撮った写真、単純さと複雑さを合わせもつ絵画と、その多くが抽象的かつ反芸術的な色合いが濃い作品へと仕上がっている。
海外での評価が高まっているにも関わらず、彼の思考世界を表現することが難しく、まだまだ関心が絶えない作家である。
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